プロローグ

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たまに自分の母が他の女の人と変わらなく見える時がある。 たまに電話をくれる母をうざいなんて思ったことなんて一度もないし、会える時なんて年に何回有るかの母の誕生日パティーとかぐらいだし…。 だからかなぁ? …だから、母と父が赤の他人に感じることがあったけど今までこの気持ちを告白はしたことはない。 きっと、この感情を寂しいって言うのだろうか…。 目を瞑って勢い良くベッドに倒れこんだ。 昨日干した布団はフカフカで太陽の臭いがする。どこか安心する心地よさが気持ち良かった。 「おやすみ」 俺以外誰もいない部屋に小さく声が響いた。 .
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