12人が本棚に入れています
本棚に追加
/66ページ
いつものようにバイト先にやって来た
いつもと変わらない風景、いつもと変わらない業務員達。
でも、作業するところは他と違っている
他の部屋にはない…
人気のない職業…
私は作業場に入った
血の臭いがする…
目の前に広がる景色は赤…
いつもより悲惨だった
床には首が転がっていた…
吐き気がしたが、これが私の仕事
それを片付ける役…
首はどれも同じように見えた
手袋をはめて片付けを開始する
箱の中に死体を入れていく…
手はだんだん血に染まって赤くなっていく…
たまによくわからない臓器に手が触れる
そのたびにニュルっとする感触やブチュっという音がする
凄く気持ち悪い
この作業を1時間ぐらいで終わらせる
たまに職場の幹部が来て、「早くそれを片付けろ」と言ってくる
私はそれに従うしかない
逆らえば殺られる
私の仕事はそういう世界の中にある
全て箱に入れたら作業場とは別のところへ持っていく
その箱の中の死体などは処理班達によって処理される
処理の仕方は不明
最初のコメントを投稿しよう!