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俺は、この本の世界の神か……。
ごめんな、こんな方法しか思い浮かばなくて……。
俺はこの本を燃やす。
この世界は無かった事に。
この俺も居なかった事に。
こんな落書きだらけの歪んだ世界は……もう元には戻らない。
火は少しずつ本を消していく。
俺も少しずつ消えていく。
俺の心には既に後悔は無くなっていた。
どうせ死ぬ運命なら、あがいて死ぬ。
もう、あがききって、疲れた。
この物語はここで終わりだ。
――また別の物語で会おう。
――イサミ
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