決断

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「七城先輩は棗の心がまだこの学園にあるなら戻ってきて欲しかったんだよ」 『……』 「どうする?決めるのは自分だよ、棗」 『そうだね…私、一回あっちの学校戻るね』 結局一週間もしないまま帰ってきてしまった 次の日、学校へ行った 私がいなかった時間はとても長かったようにみんなを見る目が変わってしまった 「棗!!」 『おはよう』 「風邪だって?」 「もう治った?」 『うん!』 みんなには嘘ついてたけど…実際に熱あったからなぁ 罪悪感というものはあまり感じなかった 今日はもう元気だけどね 「簾は海外に撮影だってさーずるいよね!!一週間も!」 『そうだねー』 簾が帰ってくるまで後3日か 「大丈夫?元気ない?」 「簾がいなくて寂しいとか?」 勇真と美貴は私を心配そうに見つめた 『そんな見つめないでよっ簾の事で悩んでる訳じゃないから』 「じゃあなにで悩んでるの?」 何って… 言えない… 『美貴と勇真は私のことどう思ってる?』
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