17人が本棚に入れています
本棚に追加
『ぬぶふぁっ!!』
窓の外に目をやると、冬の冷たい朝日が差し込んでいる。
勢い良く起こした体に冷気が突き刺さり、またベッドに倒れ込んで布団にくるまり体を丸くした。
『さぶ……』
ピピピピピピ……
7時にセットした目覚ましが鳴り響く。
『うっせェよクソが!』
ガシャンッと激しい音を立て目覚ましをチョップした。
『いっつー……』
枕元のスペースに置かれた携帯で着信履歴が無いか確認し、二段ベッドの足元にあるハシゴに足をかける。
かけられた赤いパーカーを羽織り、冷たい鉄のハシゴを降りきった。
最初のコメントを投稿しよう!