2人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
この学校に入ってもう半年が過ぎた。
いつもと変わらない日常、いつも学校にきて授業受けて何になるんだか。
正直将来こんなのくその役にもたたないだろう。
そんなことを考えながら俺は体育館へと足を進めていた。
今日はどうやらC組とA組の合同でバレーをやるらしい。
めんどくさいことこの上ない。
合同とかいいながら実際はA組とC組のクラスマッチみたいなもんだ。
ホントにめんどくせぇ。
抜け出したいが一応真面目君で通ってる俺が抜け出すわけにはいかない。
そこで俺はひらめいた。体調悪いとか何とか言って見学すりゃあイイだけの話じゃん。
このアイディアを思いついた俺は神かもしれん。などと自分をあがめながらとりあえず先公に伝える。
先公はそんな考えとは知らず快く快諾。
ハッ。マジでチョロいな。
そして、俺の予想どおりバレーはスポ根マンガ並みに暑苦しくなっていた。
見学の俺は特にやることもないからあたりをうろうろしていた。
すると、俺の他にもうろうろしてるやつがいるではないか。
でもコイツは俺とは違うとすぐにわかった。
身長は150くらいで病的に色白。からだは骨と皮しかないようにみえる。動きもノロい。
最初のコメントを投稿しよう!