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俺は仮病だがこいつは病気だな。とすぐにわかった。
まぁ本来なら絶対話しかけないが今は何より暇でしょうが無い。
まぁ背に腹は代えられないって奴だ。
そう思いながら、俺はそいつに話しかけた。
そいつの名はアツキという名前だった。話を聞くとどうやら心臓病らしい。なんでも心室を分けてる部屋の壁に穴があいているとか。ようするに爬虫類か両生類かは忘れたが2心房1心室のやつとおなじらしい。
なるほどね。そりゃまぁ動けんわな。
お気の毒に。
でも歩いたりすることはできるらしい。
それにしてもコイツは何なんだ??
何でそんなこと笑顔でしゃべれるかねぇ。
頭おかしいんじゃねぇの。
俺なら聞いてきた奴殴ってるな。
とか思いながら、アツキの話を聞いていた。
他にもアツキには弟がいるとか。
弟のサッカーの試合を家族で見に行くのが楽しみだとか、俺にとってはどうでもいい話を聞いていた。
まぁそんなこんなで、体育の授業は終わった。
これが僕とアツキの出会い。
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