第3話 ―家族―

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「駿~‼起きなさい‼」   「え…?うっそ~‼」   時計を見たら7時だった。   「お風呂も入らないで」   「パ…パソコンは…?」   「付けっぱなし」   「ふぅ…」   まだGW中で良かった。 それより、さっきの…夢?   「朝ご飯は?」   「いらない✋」   「もう…」   明日打ち上げだから 今日中には仕上げないと…💦   あ…、昨日の紙… 何か書いてある。     『曲、聞かせてね』     夢じゃ…ない…   ―姉ちゃん、もうすぐだから―     んで…   「完成~‼ 姉ちゃん、聞いててね」   紙を握り、曲を流す…   この時だけは、 いつもの曲が倍以上 長く聞こえた…     ―ありがと…―   「姉ちゃん…」   瞳の滴が、 手紙をそっと滲ませた…     そして、愛にメールする。   <送信:愛> 『曲出来たよ✋ そっちのPCに今から送るね⤴』   <受信:愛> 『分かったぁ✋』   少しして、愛からメールが来た。   <受信:愛> 『ありがと✋ めっちゃいい曲だね⤴』   <送信:愛> 『いえ2⃣🎵 愛の歌詞が良いからだよ✋』   <受信:愛> 『ありがと。 あ、駿は…離れないよね…? ゴメン…変な事聞いちゃって… あんま気にしないで 良いから✋』   <送信:愛> 『え…? 離れる訳無いから✋』   <受信:愛> 『良かった⤴ じゃ、明日飲み会でね🎵』   <送信:愛> 『うい。』     絶対、離れないから… 体が、おかしくなるまでは…
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