第1話 ―旅立ち―

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そして、大学に着いた。 葉書に書いてある 番号を見ながら、 体育館の案内に従い 自分の席を探す。   M101524…… あった…けど、 誰か座っている…   しかも、可愛い顔した女子だ…   シャイなうちは、 なかなか声が掛けれない…   「駿~!探したじゃねーか」   「亮じゃん!」   斉藤亮。 かなり元気で、体育会系。 亮とは、高校で知り合った。   以外にも、 面倒見が良かったり。   「席…、ねーのか?」   「いや、あるけど…」   「あ、あの人だな。 ったく、言ってきてやるよ!」   「ありがと~!」   「はいはい」   積極的な亮と、 消極的な自分…   お互いバランスよく生きてきた。   「はいよ」   「あ、Thank you🎵」   「にしても、良いな~」   「ん?何が?」   「お前の隣、 めっちゃ可愛いやん」   「う、うん…」   うち的には、 気軽に話せそうな 明るい男子の方が良かった…   「じゃ、 そろ②始まるみてーだから、 一旦戻るな」   「あい~」     そして、 入学式が始まった。     暫くして…   「こんにちは⤴」   隣の女子が、 話し掛けてきた。   「あ、こんにちは」   「これ、スティッチですよね? 私も、大好きなんですよ⤴」   鞄についてた スティッチのキーホルダーをみて、 話が始まる…   「可愛いですよね⤴」   「うん🎵」     その後、 入学式が終わるまで、 その女子と話し続けた。     名前は、水嶋愛。 家は、 うちの最寄り駅から 二つ離れた所にある。     入学式が終わると、 アドレスを交換し、 明日から一緒に 行く事を約束し、 別れた。   「じゃ、また明日」   「うん🎵バイ~✋」   「良いな~。」   「お守りパワー🎵」   「…大丈夫か?」   「じゃ、また✋」   「あ、あぁ…」   まさか本当に、 お守りパワーが効くとは…     学校に行くのが、 楽しくなった⤴
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