第2話 ―二つの花―

2/3
前へ
/225ページ
次へ
今日は、大学が始まってから 初めて休みの日。 だから、大学の近くの公園で お花見をする事にした。   「おはよ🎵」   「おは~✋」   愛が、誰か連れて来ていた。   「そちらさんは…?」   「あ、初めまして⤴ 愛の友達の、詩(うた)です🎵」   「あ、初めまして⤴」   「詩にはもう二人の事 話してあるから✋」   「あい~」   詩が、亮を見つめる…   「亮さんって、 今彼女とかいますか?」   あまりの突然の質問に、 皆が固まる…   「いや、いねーけど…」   「付き合った事ないもんね~」   「うるせー‼」   「本当に⁉良かった🎵」   『良かった』…。深い言葉だ…   「さ、食べよっか🎵」   「うん⤴」   「お弁当、作っちゃった🎵」   「おー‼」   「じゃ、いただきます⤴」   「いただきまーす⤴」   皆が、愛のお弁当を食べる…   「どう…?」   「ギガ美味シス⤴」   「良かった🎵」     暫く会話が続き…   「詩、ちょっと良い?」   「ん?」   愛が詩を呼んだ。 それに続き、うちも亮を呼ぶ。   「どした?」   「ぶっちゃけ、どう?」   「…詩か?」   「もち✋」   「ぶっちゃけ、好きだぜ✋」   「お~⤴」   「可愛いし、 あの大胆な性格も良いな」   「じゃ、良かったじゃん⤴」   「ん?」   「詩、亮の事好きっぽいし」   「まだ分からねーだろ」   「じゃあ、聞いちゃえ⤴ うちが、愛呼んで、 二人だけの世界作るからさ✋」   「ちょっ…」   亮に拒否る暇を与える前に 愛を呼ぶ。   「愛~、今話せる?」   「🆗⤴」   「じゃ、頑張って✋」   「あ、あぁ」   「詩なら平気だから⤴」   「うん…」   どうやら、愛と同じ作戦を 考えてたらしい…   「あの二人、平気かな?」   「うちらより積極的だから 平気っしょ⤴」   「だね🎵」   とは言え、やはり気になる…   いや、それ以上に 気になる事があった。
/225ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加