~第1章~ 妄想機械

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その日の放課後━━━━ 「今日帰って何する?」 と、話出したのは虎井だ。 「俺は━━」 と、言いかけたとき、 「お前には聞いてねぇよ。どうせなんかの妄想してんだろ?」 「違ぇよ!ゲームだよ!ゲーム!」 「はい、はい。で、麗堂は?」 「特に決まって無い。何か用か?」 「おうよ!今日はあの格ゲーの発売日だからよ、帰って一緒にやんねぇか?って」 「…なるほど、面白い」 俺はお呼びでないと?試しに聞いてみた。 「俺はいらない子扱いか?」 「は?何アホなこといってんだ。お前は最初っからメンバーに入ってる。」 「勝手に入れんなよ!せめて本人の了承を取れよ?」 「え?来ねぇの?」 「いや、行く。勝つのは俺だ」 「そいつはどうかな?って、結局来るんじゃねぇか」 とかなんとかで虎井の家でゲームした後、帰って寝た。 そして、いつもの夢を見た。いつものように起きると忘れてしまうが…
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