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ここはとある公立高校。有名な進学校というわけでもない。
しかし、部活だけは違った。
50m5秒、陸上界の音速の貴公子、海。
ミスターさわやか君。髪型が微妙にライオンっぽい。
最強の留学生、卓球界のマジシャン、王。
中国人なのだが、見た目はどこから見てもフランス人っぽい。
勝利の女神!野球部の癒しの精、愛。
何故か見事なポニーテール。野球部の趣味という噂もある。
公式戦無敗。現代に生きる侍、剛。
彼の綺麗な長髪はCMに誘われる程のものだ。決してちょんまげではない。
頭の中はPC?眠れるニート、怜。
彼女はまるで竜の鬣(たてがみ)のような髪型をしている。学校で探すのは1番楽だ。
この5つの部だけは全国トップクラスの実力をもっていた。
海はゲーム屋の中にいた。
昨日はDF7の発売日。もちろん海も予約済みだ。
レジ前に行くと・・・
愛「あ、海だ」
海「げっ・・・」
海は、学校ではさわやかスポーツマンとして知られている。
そのイメージを壊さない為に、混雑する発売日を避けて今日来たのに・・・
海「なんでいるんだ?」
王「だって昨日は混むじゃん」
剛「そうそう」
全員同じ考えか(°д°;;)
怜「海もDF買いにきたんだよね?」
海「まあな」
怜「ゲームの中入ってみたいな・・・」
愛「私も~♪」
その時・・・
突然目の前に光が・・・
海「な、なんだ・・・?」
光が消えていく・・・
海が目を開くと
目の前にはある世界が・・・
海「ここは・・・、嘘だろ・・・?」
そこは、ロンド公国だった・・・
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