説明中【ゲームスタート】

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そのタイマーからワイヤーのような物が見え、デスイーターとやらの装置についている。 「君がその椅子から離れるとタイマーが作動する。2分以内に鍵を見つけてデスイーターを外さなければ、デスイーターは虎鋏のようにガチッと勢いよく閉じる。鍵のありかは君の心の中だ。心の鍵はどんな事をしても他人には開けられなく、自分にしか開けられない。君の椅子の下に鍵のありかを記したレントゲン写真がある。それでは、ゲームスタート」 カチッ 丸形を縛っていた椅子の拘束具が外れた。 しかし、禍々しいデスイーターは未だに外れていない。 「クソぉ!!どこに鍵を隠したんだよぉ!!?」 丸形は椅子の下に隠してあるレントゲン写真を手に取る。 「……おいおい冗談だろぉ?」 丸形が持ってるレントゲン写真がアップになる。 「キヤッ!!」 雛菊は悲鳴を上げた。 鍵は丸形の体内に隠されていた。しかも…… 心臓に触れる手前で。 鍵を取るには、丸形から5mは離れている棚の上のメスを使って腹を切り裂くしかない。 丸形に麻酔はかかっているのだろうか? 「畜生!2分か……いいよ……やってやる!やってやる!やってやる!」 涙目になりながら、丸形は勢いよくメスを取りに向かう。 同時にワイヤーが切れ、タイマーが作動した。 カチカチカチカチカチカチカチ
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