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君の顔さえ見えないスモッグの中で
両手を広げたら気付いた翼
手入れ不十分で汚れっぱなしさ
爪を噛む癖も素敵だね
大人になれない僕らの馴れ合い
純情を武器にセーラー服で
チカチカすんだ
僕の声がコンクリートみたく
冷たく硬くなったら
東京でさえがに股で歩けるのかい
君の頭すら見えない高層ビルの真ん中で
ツバを吐いたら気付いた丸み
僕も君も所詮地球の上
子どもだったんだね
そんな汚れた顔してさあ
心の病を武器にして
傷口からケラケラ笑ってんだ
僕の体がコンクリートみたく
冷たく硬くなったら
ここは東京の楽園になるのかい
君の瞳がコンクリートみたく
冷たく硬くなったら
純情にならないで済むのかい
全て本物になれたら
もう一度ここにおいでよ
東京ノスタルジー
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