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ティアゲネル「何でお前無傷なんだな?」
ティアゲネルに攻撃してきた男、
それは服はボロボロだが傷一つ無い灸だった。
龍斗(仙丸を飲んだのか…)
龍斗は灸の戦いを見てそう考えた。
龍斗の考えた通り、灸は3つ渡された内の1つをとっさに飲み込んで回復したのだ。
灸「俺が無傷なのは貴様に関係ない。」
灸はそう言うとフレア=グングニルを斜め下に向けて構えた。
ティアゲネル「ムヒョッ……確かにお前が無傷だろうと僕には関係無いもんね。
どうせお前は死ぬんだもんね。」
ティアゲネルはそう言うと灸に向けて鎖に繋がれた巨大な鉄球を放り投げた。
キンッ…
灸「……こんなモノ意味は無い。」
灸は上から落ちてくる鉄球を楽々と斬り裂くとティアゲネルに向かって走り出した。
ティアゲネル(ムヒョッ……滑稽なんだな。
さっき僕にかなわなかった奴が僕に勝てる訳無いんだな。)
ティアゲネルは完全に灸を嘗めきっている…
ティアゲネルは何の変哲もない拳を真っ直ぐ灸に向けて放った。
真っ直ぐとはいえその拳の速さは灸が認識できるギリギリの速さ…
だが灸はこの真っ直ぐな拳を避けようともせずに真っ直ぐにティアゲネル目掛けて突っ込んで行く…
ブワッ…
拳が灸に触れた瞬間、灸の体が霞のように霧散した。
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