始まりの日

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「あぁ、名前ね。対馬(ツシマ)っていうんだ。三ヶ月前ほどに引っ越してきた」 「あ!そぅいえばポストに蕎麦の乾麺が…」 「はは、そう俺からの引っ越しの挨拶。君は確か…西岡くんだっけ?」 「そぅです。お会いするの初めてですね」 隣の空き部屋に誰か越してきたのは気づいてたけど、今まですれ違う事すらなくて、男性が住んでたんだと今、分かった 「三ヶ月も隣で生活しておきながら、今が初対面か…なんだか寂しいね」 そう言いつつ対馬さんは短くなった煙草を吐き出し、「んーっ」と伸びをし始める
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