始まりの日

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「西岡君、下の名前は?」 「へ?」 さっきまで背中を伸ばしていた対馬さんは、今度は首をぐるぐる回し始めた 「名前だよ。西岡なんていうの?」 「冬樹です。冬に樹木の樹で…」 「へぇ冬樹ね。なんかぴったりだなぁ…君、色白いし」 「そ、そうですか…?」 確かに肌は白いとよく言われる あまり出歩かない方だし、実際に夏は苦手 名前の通り[冬]が合っているのかもしれない
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