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グラウンド―――
剣は防具を付けていた。剣のポジションは、捕手である。
ケン「快、マウンド行け」
カイ「は…はい」
快は、ふと赤木の方に目をやった。
赤木は笑いながら、スピードガンを持っていた。
ケン「投げろ」
快は、振りかぶって左腕をおもいっきり振った。
ガシャン
ボールは、剣のミットに収まらず、後ろのフェンスに当たった。暴投だ。
カイ「しまっ……」
ケン「やっぱ、正解だったな」
剣はニヤッと笑った。
驚いた赤木は、スピードガンに目をやった。
スピードガンに表示された数字は『142km』
キュウ「か…肩作ったら、いったい何キロでるんだ!?」
ケン「ククク。あと、コントロールさえつけば最強だ。」
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