第2話

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「よし!今日はこれで終わり✨」 いつになく ピカピカになった部室は 依然とは見違えるようだった。 夏海は腰に手をあて 自慢げに胸を張った。 「まだ、みんな 練習やってるやってる😁 うちも掃除やるスピード 早くなったかも(笑)」 部室の窓から外を見る夏海。 「いたっ⚡」 突然、手に衝撃が走った。 「…何、これ。」 見てみると、手は 冷たく冷えており 赤くなって所々切れていた。 「あかぎれじゃない??」 「え!?」 パッと顔をあげると そこには見知った顔が。 「矢野くん!!」 「悠貴でいいって✋」 「もうビックリしたじゃん。 入ってくるなら ノックくらいしてよ!」 「部室入るのに いちいちノックするか?普通」 「しないけど…。 もしかしたら誰か 着替えてるかも知れないし!!」 「こんな時間に??」 「うっ…」 言い返せなかった。 「何にせよ水仕事のしすぎだ。」 「そうなの?!」 「そうなの?!って… あんだけ手際のいいやつが あかぎれも知らないのか??」 「何よ!!褒めてんのか けなしてんのかどっちよ。」 「どっちもだよ(笑) …ったく」
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