遅刻しないのは妹のおかげです

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一瞬、目を疑った。     「…うっそだろ、 何で起こさないんだよ!?」     蜜柑がいることを忘れて慌てて着替え始める俺。   「キャッ」     下着姿の俺を見て顔を背けて部屋の外に出る蜜柑。     おぃ、ドアを閉めろ。       「あら、やっと起きましたの?」      廊下に出た蜜柑と入れ替わりに、もう一人の妹、柚子が入ってくる。     だから、まだ着替え中だというのに。プライバシーの侵害だぞ。     どうでもいい情報だが… 蜜柑と柚子は双子だ。
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