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私が水を運びにいったら、その男達は私のほうを向いた。
案の定―――――
「ねぇねぇ。何歳??名前なんていうの?」
――――よくあるナンパのセリフだ。
私は怒りを押さえ、平然とした振りで
「ご注文は何になさいますか?」と聞いた。
「えー。無視?可愛いんだからさっ?シカトしたら怒っちゃうよ?」
そう言って軽く、触ってくる。
――――言葉軽すぎ。触るな。
そんな言葉を発した男はリーダーらしく、他の男達は何もいってこない。金髪。
耳に三つのピアス。
眉は落としている。
ワイシャツはボタンが三つも開いている。
いかにも私の嫌いなタイプ。
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