1人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
きみのとなりに
僕はいない
なぜなら
別の男性が
そこにいるから
きみには
僕の代わりが
いるから
もしかしたら
僕が誰かの
代わりだった
のかもしれない
きみは誰かが
そばにいないと
ダメな人だから
まるで硝子細工
のようなきみ
それでいて
風船のようだ
強く掴めば
壊れてしまい
ちゃんと掴まないと
飛んでいく
そんなきみ
これからも
僕がきみのとなりに
いることはない
僕のとなりには
別の女性
きみのとなりには
別の男性がいるから
それでも僕はきみを
想い続ける
たとえ実らない
恋だとしても
僕には
きみ以上のひとは
いないから
いつか
きみのとなりに
僕がいることを
夢見て…
最初のコメントを投稿しよう!