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チチチッ…
チュンチュン
「~んんっ」
ジリリリリリリッ!!!
「…なにぃ~朝ぁ?」
………7時50分………
「えっ…嘘っやばっ!遅刻っ!?」
ベッドから勢いよく飛び起きすぎて、危うく落下しそうになる。
でもそんな事気にしてる暇なんかなくてバタバタと学校に行く準備の為に部屋を飛び出し階段へ向かう。
シャワーを浴びようと急いで1階のお風呂場にいくと…誰かが入ってる。
シャー
「もぉ~ぅ!織音(オルト)早く出てよ!?あんた今日学校休みでしょ!」
「何?織羽(オルハ)?俺今日デートなんだよ、寝坊すっからだろ」
「いーから早くして!?」
暫く口論が続くのを覚悟した瞬間に扉が開く。
「うるさいよ織羽」
不機嫌な顔で出て来た美少年は私の腹違いの弟の椿 織音(ツバキオルト)
「ちょっと呼捨てにしなぃでよ、私の方がお姉さんなんだから!」
私が怒りにまかせて言うと彼はとても冷めた表情で私をみながら笑ってみせる。
「お姉さんってたかが2ヶ月だろ?しかも歳も学年も一緒なんだ呼捨てでじゅうぶんだろ」
「全然よくない!だいたいなれなれしいのよあんた私達は1週間前に会ったばっかりなのよ」
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