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お母さん「今の子、彰くんよね?」
陸「うん。」
お母さん「もしかしてここで見送ってくれるつもりだったのかしら?ウフフ、やっぱりいい子よね~❤o(^-^)o」
高速インターでチケットを受け取るお母さん。
高速なんて滅多に使わないからETCなんて付けてないのさ。
陸「…ねぇ、お母さん。」
お母さん「ん~?なぁに?(・ω・)/」
高速道路に入り、アクセルを強く踏み込む。
陸「僕も彰くんみたいに…なれるかなぁ?」
お母さん「どぉかしらねぇ。あなた次第かしらね。でも…。」
転校や高校進学。それらは新しい自分を作り出すチャンスでもある。
なんせ新しい学校には自分を知ってる人はいないんだから。
前の学校で大人しかった子が、新しい学校ではスッゴい明るい子になってたりね。
お母さん「陸は陸でしょ?別に彰くんみたいにならなくてもいいと思うけどね(*^-^)b」
陸「お母さん…。ちゃんと前見て運転して…💧」
お母さんの運転はちょっと注意力が散漫で怖いです。
その後は特に親子の会話もなく、途中で高速パーキングでトイレに寄ったり、お昼を食べたりする。
食堂のカツ丼を食べながらお母さん一言。
お母さん「ん~💧予定より1時間くらい遅れそうねぇ。パクパク(・ω・)/」
意外に、いや別に意外でもないけど、のんびりやのお母さんだった。
陸くんの方は最後に彰くんに会えて嬉しい感じ。
陸(ありがとう、彰くん。僕、新しい学校でも頑張れそうだよo(^-^)o)
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