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陸「…包帯まで…💦何もここまでしてくれなくても…💦」
ちょっと足を擦り剥いただけなのにね。なんて寛大な処置だ。
謎のお兄さん「フフフ、いいじゃない。包帯、キツくないかい?」
陸「ぁ、はい。大丈夫です💦」
で、手当てが済むと陸くんの隣に腰掛けるお兄さん。
謎のお兄さん「悪かったね。ウチの学校の生徒が失礼な事を。彼らに代わって僕が謝るよ。すまなかったm(_ _)m」
陸くんの方に向き合い頭を下げる謎のお兄さん。
このお兄さんは何も悪くないのに。
こんなふうに丁寧に謝罪されたら、なんだかこっちが悪いことしてるみたいに思えてくる。
陸「wあ💦あの💦もう大丈夫ですから💦ボーッとしてた僕が悪いんだし…💦その…謝らないでください💦\(゜□゜)/」
さっき、彼に助けてもらった時はなんだか少し怖いイメージがあった。
スッゴい冷たい表情で相手の肩の関節外してたし。
けど、今はその怖さみたいなものを微塵も感じさせない。
なんだか一緒にいると安心する。
謎のお兄さん「怖かったろ?」
お兄さんの優しさがジワリと心に染みる。なんだかまた涙が溢れてきた。
陸「…ぃぇ…💦……ぁ…の…(ノ_・。)」
泣きだい訳じゃないのに。
こんなに優しくされたら涙が出てきちゃう。
陸「…ふぇ…、ぅっ…(>_<、)💦」
溢れ出そうな涙を我慢する陸くん。
今ここでまた泣いたらお兄さんを困らせちゃうもの。
こんなによくしてくれた人を困らせちゃいけない。
目を何度も拭う陸くん。
そんな陸くんに優しく笑顔を見せるお兄さん。
そして優しく抱き寄せる。
謎のお兄さん「…いいんだよ。無理しなくて。…泣いていいよ。」
陸「…ぅぇ…グス…(>_<、)」
もう我慢出来ない。
陸くんはお兄さんにしがみつき耐えていた涙を一気に流した。
お兄さんはそんな陸くんを「よしよし…。」と優しく頭を撫でてくれた。
謎のお兄さん「怖かったね。…もう大丈夫だから…。僕がキミを守るから…o(^-^)o」
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
暫くお兄さんに抱きついて泣いていた陸くん。
謎のお兄さん「…落ち着いた?」
やっぱり優しく微笑むお兄さん。
そんな彼の顔を見ていると急に恥ずかしくなる。
陸「………wwwあの❗すすす…すみません❗あの…💦制服、濡らしちゃって…💦」
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