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何やらおかしなテンションになっているお母さんをおいて自分の部屋に向かうための階段を登る陸くん。
お母さんも陸くんについて階段を登り、まだ話を終わりにしない。
お母さん「実はねぇ、あのケーキはお母さんが陸に内緒で作って持っていったんだよ~。美味しかったでしょ~?さっき学校のみんなからうちのパソコンにメール来たわよ~。ケーキ美味しかったですよって➰o(^-^)o🎵」
陸くんは自分の部屋に入り扉を閉める。
でもまだお母さんの話は扉の向こうから続いている。
お母さん「陸はクラスメートに恵まれたわねぇ❤みんないい子達でさぁ。担任の先生もなかなかいい感じの人じゃない。お別れするの寂しいわねぇ💧あ~、そうそう、クラスのみんなから陸へのプレゼント預かってるのよ❤直接渡せれば良かったんだけどって言ってたけど、なんせ量が多いから…。」
その後も暫く扉の外からお母さんの声は聞こえたとそうな。お喋りさん?
陸くんは部屋に入ると荷物を床に置き、そのままベッドに倒れ込む。
お母さんの話はまだ続いているが耳には入っていない。
陸「…。」
ボーっと天井を見つめる。
お母さん「それにしても残念よね~。陸もみんなと卒業式まで一緒にいたかったでしょ?ゴメンね。お父さんの都合で転校する事になっちゃって。でもね?これって悪い話じゃないのよ🎵今度お父さんが行く会社は給料が今よりも5万円もあがるんだから👍毎日アナゴとか食えるわよ?~ペラペラペラペラ~(^-^)/」
陸(……彰くんに…、キス…されちゃった…。)
自分の唇に触れる陸くん。彰の唇が触れた場所を。
陸(…初キス…、彰くんにとられちゃった💧)
顔の温度がどんどん熱くなるのを感じる陸くん。
抑えきれなくなり、熱い顔を両手で覆うと、ベッドの上狭しと体を転がす。
陸「wwwぅ~💦」
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
彰「お前の事が好きなんだよ❗💦」
恥ずかしそうに、いつも自分に接するように怒ったような表情で言う彰。
そして彰は陸くんの唇を乱暴に奪っていった。
彰「俺と結婚しろ❗これは命令だからな❗💦もし断りやがったらぶっ飛ばすからな❗」
陸「えぇ⁉で…でも💦僕達男の子同士だし…💦それにまだ9才だし…💦お父さんやお母さんにも相談しないと…💦」
困ったような態度を見せる陸くん。
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