恐怖の鏡(かがみ)

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夜が明け、いつの間にか日が登っていた。 裕太はふと目が覚め、ベッドから起き上がった。 昨日の夜の事はまだ体が覚えていて、考えるだけで身震いしてしまう。 「もうこりごりだ・・・・・」などとぼやきつつ、繭子を起こした。 「おーい、朝だぞ」ペチペチ頬を優しく叩く。 繭子はうん…と呻き、ゆっくりと身を起こした。 「おはよ」裕太が言う。 すると寝ぼけているのかわけのわからない事を言いだした。
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