時の幻

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この小さな街の中に 二つを結ぶ糸 『何時から結んであったのか 君は知っているのかい?』 その小さな君の手に 重ねた僕の手 『何時から冷めてきたのか 僕は知っていたんだ。』 再び愛が戻ると信じて 凍りついた心のまま じっと見つめていた もう、わからないよ…… ずっと大切にしてきた ずっと君だけを想って これからも一緒に 歩んで生けると…… 二人で歩いたこの道は 泥さえ寄せ付けなかった 本当に綺麗だと 信じたかった…… 最後の君の背中は 荷物を全て捨て去って 楽しそうに弾んでいたよ……
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