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優子は正直辛かった。優子だけの給料では生活さえ難しい。
母親に少し援助してもらい、祐司の病院に毎日向かいました。
優子は疲れ果て、母親に
「お母さん、私不安だよ。祐司の病気って治るの?祐司はとても優しい人だから私は離れず頑張るけど、子供作れるかな?」
『・・・・・』
母親は無言で応えませんでした。
1ヶ月後、祐司は退院しました。病院に迎えに行くと、荷物もまとめベッドに座って待っていました。
「祐司もう支度したの?」
『だって、優子と早く家に帰りたいじゃん。』
優子は、祐司が可愛い子供のようで、とても愛しく思いました。祐司は家に着くと、すぐ荷物を置き優子をギュッと抱きしめました。
「祐司苦しいよ。」
『優子かなり痩せたろ?辛かったんだね。ごめんな、優子を苦しめて・・』
祐司と優子は抱きしめ合ったまま、また涙を流しました。
純な愛の涙です。
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