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そもそも哲学が何であるかを説明しなければならないだろう。
これはあくまで素人による解釈であり玄人哲学者が見れば否定するようなものであることは解っておいてもらいたい。
ちなみに玄人哲学者は他の玄人哲学者の哲学とは何なのかの解釈を見ても否定するものであることも付け加えておく。
哲学者とはクレーマーでなければならない。
物事を簡単には納得しない頑固者でなければならない。
その上で何故納得が出来ないのかを論理的に説明出来なければいけない。
そうする為には物事の本質を見抜けるようにならなければならない。
聞いた言葉を聞いたまま納得していれば立派なイエスマンにはなれるだろう。
しかし、哲学者になることは出来ない。
イエスマンになれば出世することが出来るだろう。
しかし、哲学者になることは出来ない。
出世をすればお金持ちになれるだろう。
しかし、哲学者になることは出来ない。
お金持ちになれば命を狙われることもあるだろう。
だが、哲学者は命を狙われることはない。
命を狙われる羽目になりたくなければ哲学を身に付けるべきだ。
哲学を身に付ける為にはどうすればよいのか。
それは本書を熟読すればいいのだ。
そうすれば個人差はあっても哲学的素養を身に付けることが出来るだろう。
もし哲学的素養が身に付いたかどうかを確かめたくなったらどうすればよいか。
その時は本書を再読すればそれでいいのだ。
再読の際には牛乳と小魚を食してカルシウムを摂取しておき、目の前にゴミ箱を用意しておくことをお勧めする。
君に哲学的素養が身に付いているとしたら、「なんだこれはデタラメばかりだ」と本書を怒りを感じることになるからだ。
もしかしたら怒りの余りに本書をゴミ箱へと放り投げることになるかもしれない。
その為の準備をしておくことをお勧めする。
再読の結果、私の予測した行動を起こさなかったとすればそれはまた身に付いていないということである。
本書に不備がある可能性が否めないのでもう一冊購入してみてはどうだろうか。
全く同じ内容の本ならラッキーだ。
一冊を捨ててももう一冊が手元に残るからである。
そうすればその一冊は焚き火をする時の火種になるはずだ。
余白に落書きをしてパラパラマンガを楽しんで見るのもいいだろう。
そろそろ紙面も尽きそうだ。
本日の講義はここまで。
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