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「…はい?」
なるべくぎこちなくならないように、雫は笑顔で答える。
「…あっ…いや、その……」
しどろもどろで話す新に、雫は首を傾げる。
新はカァアと顔を赤くし、右腕で顔を隠しながら話した。
「隣のクラスの笹木さんだよね?」
「…そうだけど、何かな?」
雫が首を傾げながら聞くと、
新は真剣な顔になり雫を見つめて言った。
「あのさ、……笹木さんにしてもらいたいことがあるんだけど。」
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