嘘つきの柩

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午後、太陽が落ちかけた頃に コンコン 麻「はい。どうぞ入って。」 雛が麻の病室に入って来た。 雛「失礼します」 麻「どうしたの?こんな時間に」 雛「あの…美海の言っていた事なんですけど…あれって本当は…」 麻「嘘じゃあないよ。今日の朝だって雛がいないからって、また美海が、雛の悪口言っていたよ。トロイんだよとかウザイとかね」 雛「……」 麻「大丈夫?俺でよかったら力になるから」 雛「ありがとうございます…。麻さん」 そう言い落ち込みながら、麻の病室を出ていった。 麻は、「本当馬鹿なやつ。何でも信じるからこうなるんだよ」
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