レベル5

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「ぶは!どうしたのその顔!」 マリアはどんちゃん騒ぎのセイの家に行き、2人きりになりたい、と言ってセイと別の部屋で2人で話していた。マリアはセイに30万円を渡した。 「てかまじどーしたの!?まじやべーんだけど」 「せいちゃんは気にしなくていんだよー。てか30万持ってきたんだから誉めてちょ」 「よしよし、大変だったな。ご褒美にこれやるよ」 セイはマリアに注射器を渡した。マリアは迷わずそれを腕にさした。 「…やばい…」 マリアの目はどこか遠くを見つめ、体は嬉しそうに痙攣した。 ―そうしてマリアとセイは朝を迎えていた。 「せいつん、がっこのずかんであならす」 「学校なんていかねー。てかまりあ、やべー。ちょ、やりすぎ」 「ななんないよ」 「何いってんのかわかんねー」 それでもマリアは立ち上がり、学校へ行った。
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