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―グラウンド・2時間目/応用魔法学―
「どうも、担当の【ユダ】だ。応用魔法学では実際に魔法を使う。そうだな、例えば…『逆らいし錬獄-地獄炎-』」
突如グラウンドに黒い炎が落ちてきた。その後には巨大なクレーターと、揺らめく黒い炎。グラウンド整備とか大変そうだな。
「す、すげー…」
「この様に魔法は大変危険だ。しかしながら全てが全てこの様なものでは無い、便利な物は本当に便利だ。例えば『そよ風に乗って-翔空-』」
柔らかい一陣の風と共に浮かび上がる厳つい男。ああ、僕はなんて詩人なんだろう…
※ネクセは頭の中では痛い子なんです。
「魔法が心力から成る事は聞いたな。大事なのはイメージだ。そこに言霊を乗せれば良いだけだ、やってみろ。先は物を動かす、言霊はこうだ。『紐付き-マリオネット-』」
すると目の前に空き缶が飛んで来た。
なるほど、こいつを動かせと。
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