ドキ💓初めての授業は危険がいっぱい⁉

7/15
前へ
/337ページ
次へ
キャンパスには垂れ幕やら幟やらが沢山あり、色々な学年の人でごった返していた。 「おー、キャンパスの活気が凄いね」 「勧誘シーズンだしな。さて、魔法系のクラブはどこかな…」 「それならウチなんてどうですぅ?魔法を学ぶなら絶対ウチが良いですぅ」 話しかけてきたのは、星形のアクセサリーの付いた髪留めで茶色い髪をポニーテールに結んでいる、140cmは確実に無い小さい女の子。 …顔立ちはかなり幼いから、小学部の子かな? 「こらこら、小学部の子がここに来たらダメだろ。今忙しいから他で遊んで貰いな」 「待ってアレン!この人は…」 アンジェ、あんなに焦ってどうしたんだ? 「…『封じよ時の音(ネ)-チェイン-』」 「な!?か、身体が動かねぇ!」 魔法!?でも口は動くんだ。 「…誰が小学部ですぅ。『雷公より授かるは地獄の剣、断罪すべきは逆らいし愚者-エレカ・ゴロカルタ』…いね」 いね?そんな事よりこの人の右手に雷のエネルギーが集中し、まるで剣の様な形を作ってる。アレン…死んだな。 「ギャアァァァァア!!…カクン」 「安心するですぅ。当てはしませんですぅ。でも次小学部なんて言ったら…って、気絶してるですぅ」 振り下ろした場所にクレーターが出来てる…。な、何者ですか?この幼子。
/337ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4075人が本棚に入れています
本棚に追加