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―次の日―
眠い…
「おはよう低血圧。早く行くぞ、もう皆行っちまったし」
もしかしたら同じ部屋の奴等は紹介出来ないかもしれない。だっていつも居ないんだもん。
―大食堂―
あー、良い匂い。腹減った…ん?ちっこいのとひょろいのとでっかいのが近付いて来る。ちっこいのは僕より少し低い身長で、金髪のオールバック。ひょろいのは細目に出っ歯。でっかいのはアレンより身長が高いデブ。
「おやおや、そこに居るのはアーレントじゃないか。聞く所によると第10魔法研究部に入部したそうだが」
「きっとそんな所くらいしか入れなかったんでゲスよ」
「んだ、んだ」
「ハーハッハ!違いない。行くぞお前ら」
「「Oh~Yes!」」
嵐の様な奴等だったな…ツッコむ事すら面倒くさい。ちなみにゲスとか言ってたのがひょろいので、んだとか言ってたのがでっかい方。
「アレン、何あのコッテコテの悪役は」
「ちっこいのは【ジョージ・A・ブッシュ】、後の2人は取巻きだろ。武器商人の家系の生れで小学部の頃から何かと俺に絡んでくる奴だ」
商人が貴族の事を目の敵にするなんて珍しいな。そんな事より…
「腹減った…」
「さっさと飯食おう。今日から“道具学”もあるしな」
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