第10魔法研究部存続の危機‼

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「ウザいですぅ。面倒くさいですぅ。『そよ風と共に-フロート-』」 メイ先輩は空中5m程の所で浮いている。パンツ見えてますよ。 「あれ?今の魔法ってユダ先生の使った魔法と効果は同じ様だけど…」 「その事については私も思いましたの、どう見ても同じですわね。メイ先輩が今使っている魔法は本に載っていましたわ。でもユダ先生のは載っていませんの」 「秘伝の魔法かもしれないだろ。※未修得者魔法禁止条例の前に習ったのかもしれないし。」 お、珍しくアレンがまともな事言った。 そんな事よりメイ先輩は… 「『取り除け雷霊の眠りの妨げ-ビリビリ-』…いね」 -バチ- メイ先輩が自分の下を指差すとそこに雷が落ちる。すると回りにいた何人かが急に倒れた。 「次は手加減しないですぅ」 「く、感電か!だから氷を張ったのか!」 「いえ、これが狙いなら凍らせる意味がありません。やっぱり首席は応用が利くんですよ」 「ぶいですぅ」 てか、あの幼女はいつまで浮いてるんだ。 ※未修得者魔法禁止条例 ある事件を切っ掛けに、停戦後2国間で結ばれた条例。 この条例により、この条例締結以後の魔法未修得者は原則として魔法の使用及び学習(但し学校を除く)を禁止された。
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