4075人が本棚に入れています
本棚に追加
「寮は全部で4つ。誰かこの4つの名前を言えますか」
おいおい、いきなり問題を出すなんて酷いじゃないかいジェニファー(仮)。
※ネクセは頭の中でははっちゃけます。
「ハイ。ここが希望の寮で、残りの3つはそれぞれ、不動、普遍、信念であり、それぞれ心力に由来します」
「素晴らしい。しかし私が聞いたのは寮の名前です。その様な知識は授業中にひらかしましょう。最後に、この寮2~6年生もいるので仲良くしなさいよ。では解散」
やっぱり勉強出来る人はどこにでも居るんだな。
「あの娘(こ)は確か…」
「どうしたのアレン」
「当然覚えていますわよね」
さっきの娘だ…いつの間に近くに来た?
「思い出した!そばかすアンジェだ!そばかすが無くなってたから誰だか判らなかったぞ」
「そのあだ名は止めなさい!それに、たかがそばかすが消えたぐらいで私(ワタクシ)の顔を忘れるとはどういう事ですの!?」
「冗談だよ、真に受けるな」
「全く…あら、そちらの2人はお友達?初めまして、【アンジェ・ウェナルド】と申します。こいつとは…………従兄妹」
あだ名の事を根に持っているのか、従兄妹と言うのを少し渋った。でも確かに似てる。アレンと同じくらいの高い身長(僕の身長は165cm。彼女は175cmはありそうだ)とか、ショートのブロンドヘアーとか、高い鼻とか…あ、でも違う所が。
「綺麗なエメラルドな瞳だね」
ちなみにアレンは金の瞳。
それにしてもこの人、有り得ない程スタイル良すぎ。
僕も男だし、そういう所に目が行っちゃうんだけどさ、…大きいです。
それに腰が僕の胸の下ぐらいの位置にあるし…
「お上手ですわね。ところで、今から見学?私もご一緒してもよろしいかしら」
「別に良いよね~」
という訳で4人で見学することに。
いよいよ明日から授業か…父さん、僕きっと虎になるから!
最初のコメントを投稿しよう!