入学

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「寮は全部で4つ。誰かこの4つの名前を言えますか」 おいおい、いきなり問題を出すなんて酷いじゃないかいジェニファー(仮)。 ※ネクセは頭の中でははっちゃけます。 「ハイ。ここが希望の寮で、残りの3つはそれぞれ、不動、普遍、信念であり、それぞれ心力に由来します」 「素晴らしい。しかし私が聞いたのは寮の名前です。その様な知識は授業中にひらかしましょう。最後に、この寮2~6年生もいるので仲良くしなさいよ。では解散」 やっぱり勉強出来る人はどこにでも居るんだな。 「あの娘(こ)は確か…」 「どうしたのアレン」 「当然覚えていますわよね」 さっきの娘だ…いつの間に近くに来た? 「思い出した!そばかすアンジェだ!そばかすが無くなってたから誰だか判らなかったぞ」 「そのあだ名は止めなさい!それに、たかがそばかすが消えたぐらいで私(ワタクシ)の顔を忘れるとはどういう事ですの!?」 「冗談だよ、真に受けるな」 「全く…あら、そちらの2人はお友達?初めまして、【アンジェ・ウェナルド】と申します。こいつとは…………従兄妹」 あだ名の事を根に持っているのか、従兄妹と言うのを少し渋った。でも確かに似てる。アレンと同じくらいの高い身長(僕の身長は165cm。彼女は175cmはありそうだ)とか、ショートのブロンドヘアーとか、高い鼻とか…あ、でも違う所が。 「綺麗なエメラルドな瞳だね」 ちなみにアレンは金の瞳。 それにしてもこの人、有り得ない程スタイル良すぎ。 僕も男だし、そういう所に目が行っちゃうんだけどさ、…大きいです。 それに腰が僕の胸の下ぐらいの位置にあるし… 「お上手ですわね。ところで、今から見学?私もご一緒してもよろしいかしら」 「別に良いよね~」 という訳で4人で見学することに。 いよいよ明日から授業か…父さん、僕きっと虎になるから!
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