すれ違い

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椅子に座ると相手がよく見えた。 相手は100歳は軽く越えようなおばあさんだった。 「さてと、どこから話そうかねぇ~」 私はすかさず聞いてみた。 「何故、私が悩んでいるとわかったんですか?」 すると、落ち着いた声で 「だてに長年生きてないよ それぐらい目を見ればわかる」 「目?」「そぉ目だ、あんたの目は悲しみや苦しさが見られる」 だからわかったのか…なんとなくわかった気がした。 おばあさんは続けて 「あんたは、友達から見られる目線や態度が嫌なんだろ?」 なんでもおみとうし!? 「どおやら、合っているようだね」
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