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君はそんな中、残酷なぐらい凛と声を張って。
「生まれ変わったら、一つの命として生まれよう。そしたら離れないから」
子供は泣いていて
「一緒に泣いて笑うの」
親は子供を抱き締めていて
「喜びも苦しみも一緒に分かち合って」
空は変わらず紫
「同じ友達を持って、みんなで誕生日祝って」
君は変わらず凛として
「私はチョコが好きだけどリルはショートが好きだよね。ケーキは二つ用意ね」
今日と言う日は忘れられ
明日と言う日は霞んでく
今と言う時間は止まる事なく
後と言う時間は狂っていく
君を好きで良かった
君を好きで良かった
何度も言うよ
君が君で良かった
「また、会おうね。莉瑠」
笑顔の由良がきれいに見えた
きって隣りのビルが崩れて
下敷きになっても
俺は構わない
由良を抱き締めて
ガレキの中、微笑むんだ
これが俺の終わり
腕には愛しの君
温もりは永遠
それなら怖くない
ビルが 崩れる
†††††
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