─第2章 運命─

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それから長かった授業も終わり、みんな帰ろうとしていた。 そして、私も帰ろうとした。 『……あ…れ??』 私は、自分のチャリキーがないことに気付いた。 『チャリキーが…な……い??』 と、塾でもよく喋る友達、才藤友加にホロリと言った。 すると、友加は 「ドンマイッ!」 と言って帰ってしまった。 周りを見ると、ココに残っているのは、川隅和也、伊東徹三、上谷圭智の、男子三人だ。 困ったなぁ… とりあえず探し続けた。 「何故にお前はココにいる?!」 と、一番に川隅が訪ねた。 『チャリキーなくしたんだよ。』 私はあきれ顔で言った。 _
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