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『何か変わったことないかな~?』
ある日、心の中でつぶやき、石を蹴りながら登校してた。
私(天地樹梨)は、いつもの生活に“飽き”を感じていたのだ。
「やっほ~っ!」
と、声がしたので石を蹴るのをやめ、前を向いた。
すると目の前には、親友の蓮田茉那が交差点の影から顔を出し、笑顔で手を振っていた。
私は茉那の方へ駆け寄った。
『おはよーっ』
「おはよっ!」
私たちは、挨拶を交す。
最近は茉那と一緒に登校するようになったが、もともとは、お互いに仲良くなかった。
そんな私たちが、親友といえる仲になったきっかけと言えば、やっぱり“アレ”だった。
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