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緑が生い茂る庭園・・・何もないこの静かな場所で一人ため息をつく少年がいた。
「はぁー」
彼の名は笹本圭士。おそらくこの学園でもっともではないが、ダメな一応主人公である。説明が遅れたがここは聖花学園という中高一環の学校の中。
まぁぞくにいう「裏庭の目立たない場所」という所だ。
「また体育か・・・」
圭士はもう一度深くためいきをついた。
「さぼるか・・・」
やる気のない声が意外にもよく響いた。
……。
「・・・仕方ない!」
うずくまっていた圭士は立ち上がり更衣室へと向かった。
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