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圭士が気がついたときには保健室にいた。
「そうか・・・また俺・・・」
「倒れたんだよ」
突然の声に驚くことなく圭士は雄大に顔を向ける。
ここまでくればわかっているだろうが彼は女性恐怖症。
しかも見ただけで昇天するほどの重病だったりする。
「それも倒れたとき女子に支えて貰ってな」
「えぇ?嘘?・・・うぅっぷ・・・」
考えただけで吐き出しうになる圭士。
「でも運がいいぞおまえ」
にやけながら若干皮肉っぽく言う雄大。
「はぁ?何がだよ」
勇大のにやけ顔が気に入らないのか少ししかめっ面で返す。
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