第一希・少年の姿

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圭士が気がついたときには保健室にいた。 「そうか・・・また俺・・・」 「倒れたんだよ」 突然の声に驚くことなく圭士は雄大に顔を向ける。 ここまでくればわかっているだろうが彼は女性恐怖症。 しかも見ただけで昇天するほどの重病だったりする。 「それも倒れたとき女子に支えて貰ってな」 「えぇ?嘘?・・・うぅっぷ・・・」 考えただけで吐き出しうになる圭士。 「でも運がいいぞおまえ」 にやけながら若干皮肉っぽく言う雄大。 「はぁ?何がだよ」 勇大のにやけ顔が気に入らないのか少ししかめっ面で返す。
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