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それから…何故だか,名も知らない男の子の家に私はいる…
何でだっけ[?]
一人暮らしのアパートの部屋に1人ポツンとソファに座っていた―
ガチャリ―
男の子:「ぁあー気持ち良かったぁ!!風邪引きそうだったしぃ」
とお風呂場から男の子が出て来た
その姿を見て私は自分で顔が熱くなるのが分かった
美菜音:「あ…あのー私なんでここにいるんでしたっけ[?]」
顔の熱さが取れずに俯いたまま尋ねてみた
男の子:「え!!覚えてないんですか[?]あなたが泣きやまなくて…電車にも乗れないし,家を聞いても言ってくれないので近くの俺ん家にタクシーに乗って来たんだけど…」
そう言われたけど…全然覚えてなかった
美菜音:「ごめんなさい…泣きまくって…迷惑でしたよね…あの…私帰ります!!!」
急にここにいることが迷惑なんじゃないかと思ってきて,慌てて立ち上がって帰ろうとした
そしたら…後ろから腕をつかまれた
男の子:「また…急に居なくならないで下さい…せっかく会えたのに」
私の後ろから泣き声が微かに聞えて…
美菜音:「ごめんなさい…」
そしてまた私は泣いてしまった
私ってこんなに泣き虫だったっけ[?]
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