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ようやく落ち着いてきて洗面台で口を濯いで顔をあげてお礼を言おうと思った
美菜音:「あの…本当にありがとうございました…その…なんて言うか…汚いとこをお見せしてしまって…」
と言いながら相手の人の顔を見て思わず
美菜音:「あ……れ…[?]」
と言ってしまった…
そこに立っていたのは,サラリーマンでは無くて同い年くらいの男の子だったの……
しかも,背があまり高くなくて髪の毛は,ねこっ毛で目はパッチリ二重!!肌が白くて…
「可愛い❤❤❤」
その言葉がピッタリな男の子だった
男の子:「あの…大…丈夫ですか[?]俺は全然平気ですから!!具合…良くなりましたか[?]」
私はその声でハッとして
美菜音:「は…はい!!だいぶ良くなりました。本当にありがとうございました」
急に顔が熱くなって…あまりの理想にピッタリさにドキドキしてきてしまった
男の子:「いや…感謝されるほどでもないです!!…大丈夫になったなら…その…良かったです…」
なぜか男の子も顔が真っ赤になって,ねこっ毛の髪の毛を手でクシャっとしながら俯いていた
私にとってその行動こそが,まさにドキドキの原因…これ以上,近くにいると見知らぬこの人に恋をしてしまうと思い,
美菜音:「…あの私,学校があるので…ありがとうございました」
と言って走って丁度停まっていた電車に飛び乗った
電車に乗ったあと,しばらくドキドキと顔の熱さは無くならなかった
私は走ったからという理由にして自分に言い聞かせた
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