告白を止めて下さい!

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……また静寂。 ……その前に今まで黙っていた那須野が口を開いた気がしたけど、気のせいだったかも知れないし、何より早出雅也はなんて残酷なことを言う奴なんだと改めて認識。 複数で那衣を攻撃した取り巻きの女子を突き飛ばし、突き飛ばしたその手で那衣の手首を握った。 「……なん」 「セフレの存在がイヤなら全員切る。今すぐ月と別れろとも言わない。ただ、俺が本気だってことは覚えとけ」 「……な」 「それから俺のことは雅也って呼べ。心の中じゃどうせ呼び捨てで呼んでるんだろ」 「……」 「俺も那衣って呼ぶし」 SがSに告白されてる…… 俺様×俺様って……成立するのか分からねぇけど、那衣を自分のものにしようなんて……やっぱタダモノじゃねぇな、早出雅也。 自信に満ちた告白をされた那衣はといえば、「信じられない」っていうアホ面……けど、ここまでリアルに動揺する那衣は俺でも滅多に見ない。 「だ、誰がお前の言葉なんか信じられるかよ、バーカッ! 出来もしないことを軽はずみに言ってんじゃねぇッ!!」 ……食堂に誘った張本人が1番始めに出てくってどういうことだ。
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