1/1
前へ
/45ページ
次へ

 痛みが欲しかった  鈍い痛みでも  鋭い痛みでもいいから  赤いモノが見たかった  血でもいいから  血がいいから  血を舐めたかった  口に広がる  鉄の味  それが  僕が生きてる証だから  証を感じたいから  心のカケラと  僕のカケラと  赤い水と  透明の水を  垂れ流す  そして  また満たされて  間違った僕が  生まれていく  
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加