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母さんに書いてもらった葉書をポストに入れた。
「当たりますように」
俺は願いもポストの中に入れた。
俺は待ち遠しかった。登校中他の生徒は昨日のコマーシャルを見たのか、この話題で盛り上がっていた。
これは、全国でもかなりの数が応募してるだろうと思い落胆したが、こっちには強力なバックがいる。航平の父親が入ることだ。
「おはよ! 大輝」
肩を叩かれたので後ろを振り向いて見たら健太郎がいた。健太郎の髪の毛は寝癖が付いている。
「おはよ! 健さ……寝癖ついてるよ?」
「今日寝坊しちゃって……整えるの忘れたのさ」
健太郎は髪の毛を触りながら笑っていた。
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