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息を切らしながら下駄箱に着いたら航平が立ち止まっていた。
「おい! 航平。どうしたんだよ」
健太郎が航平の肩を掴んだ。
航平は素早く振り返り手を合わせた。
「ごめん! 昨日お父さんに頼んだけども断られた」
何を言ってるのか分からなかった。
「自分達で応募して後は、空に手を合わせてろだって……」
ようやく言ってる事が分かった。航平の父親を利用して簡単にあのゲームを体験する事は出来なくなった。
と言う事は、運任せって事だ。
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